グリーン水素の電解製造における音速センサーの活用
アントンパールのL-Sonic 5100MONは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム濃度の 24 時間連続のプロセス監視に最適
アルカリ水電解は、気候変動と脱炭素化の文脈において将来重要な技術になりうる。水素を効率的に製造するには、信頼性の高い KOH(苛性ソーダ)、NaOH のプロセス濃度測定が重要である。 関連:E-fuel、合成燃料、カーボンニュートラル、再生可能エネルギー、FT合成、合成ガス 音速センサーは酸・塩基、有機溶媒、各種オイルなど、様々な液体に対応しており、計測した密度、温度から濃度値を換算することも可能です。工場での生産管理のほか、テストベンチや連続濃度測定など、研究開発の分野でもご使用いただけます。濃度測定については、Plato、 各種濃度への換算など様々なプログラムを有しております。 出力のオプションも多様で、センサーから直接測定値を出力できるほか、パワフルな表示変換機と組み合わせて製造製品、研究目的に合わせた細かな制御や補正をかけることが可能です。 配管への取り付けは多彩な仕様が用意されておりますので、ご選択いただけます。ご希望に合わせて特注のアダプターを製作することも可能です。
基本情報
音速度レンジ L-Sonic 5100 L-Sonic 6100 LS : 800 ~ 2500 m/s、 200 ~ 1、000 m/s 温度レンジ :-25 ~ 125℃ (非防爆仕様、T1-T4)、 -25 ~ 95℃ (T5) SIP温度 :最大 145℃ (最大 30分) 保護等級:IP 66 / 67 / NEMA 4X (Ex-version: IP66 / NEMA 4X) 温度再現性:0.02 °C 接液材質:SST:ステンレス1.4404(SUS316L相当)、ROC:ロジウム(コーティング)、HAS:HASTELLOY HYBRID-BC 1 合金、MON:モネル400(設置アダプターのOリングはアダプターをご確認ください)例:EPDM70(O-ring 60x3 Varivent)、Nitril80(O-ring DN65 DIN11851) 供給電圧:SELV DC 24 V ± 20% 消費電力:max. 4W (Pico3000搭載時:max. 7 W )
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
応相談
2、3ヶ月程度
型番・ブランド名
L-Sonic
用途/実績例
アルカリ電解は、最も実績のある水素生成プロセスの1つであり、高い長期安定性と比較的安価な材料を誇っている。プロセスでは、濃度が 20%~40% の水酸化カリウム溶液が電解質として使用される。 KOHあるいは、 濃度の恒久的な監視は、有効性だけでなく安全上の理由からも重要である。 代替としてNaOH も使用可能である。 アルカリ水電解プロセスの KOH および NaOH 濃度の正確で信頼性の高い測定により、H2 出力の最大化だけでなく、安定した生産条件と高度な安全性が保証される。 アントンパール社の L-Sonic5100 インライン音速センサーは、化学物質の連続濃度測定のための自律的で堅牢なアシスタントと言える。 センサーはメンテナンス不要で、設置後すぐに測定できるよう、工場で校正されている。 設置がパイプラインまたはタンクのどちらで行われるかに関係なく、アントンパール社の音速センサーにはバイパス、ポンプ、またはバルブは必要ない。 既存の設備への取り付けは非常に簡単で、費用対効果が高い。
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アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。