作業環境測定前処理用マイクロ波 Multiwave 5001
ろ過捕集法 対応。 元素分析前処理を効率化! 多検体対応(41本)で、フィルターをまとめて酸分解。多機能のマイクロウェーブ
ICP分析や、原子吸光分析(AAS)の前処理におけるマイクロ波酸分解法は、高温高圧の密閉容器の中で酸分解を行うために安全を確保するための仕組みが不可欠です。 「Multiwave 5001」「Multiwave3001」は、容器の圧力/温度制御および空冷による急速冷却により、高いレベルで性能と安全を両立しているため、未経験の試料でも安心して分解を行うことができます。 2025年より、Multiwave5000はMultiwave5001になりました。同時に、Multiwave3001も発売されました。 【安全性を重視】 第三者機関ETLとGSによる安全規格を取得しており、安全性には格段の違いがあります。 【特長】 ■工具不要の操作で、作業を簡略化(開閉速度は2倍) ■迅速で静かな冷却により、処理時間の短縮を実現 ■第三者外部検査機関によるETLとGS(安全基準)の認定を取得 【分析作業の効率化、生産性向上に】 マイクロ波分解は、素早く昇温し分解します。密閉容器のため、コンタミネーションリスクが少なく、作業が標準化しやすいメリットもあります。初めての導入にもサポート致します。
基本情報
Multiwave3001は導入コストを抑えて、食品や環境分析などのサンプルに対応します。従来のMultiwaveGOシリーズからの生産性向上を目指すのに最適です。 Multiwave 5001は、難分解試料の前処理も可能な多くの分解容器やオプションを取り扱うことができ、充実した反応制御機能を装備しています。 様々なアクセサリーにより、1台のシステムで分解、溶出、酸素燃焼、溶媒抽出、乾燥、濃縮、合成が可能です。 温度、圧力条件は、各ローターに依存します。 ※通常のマイクロウェーブで分解できないサンプル(電池・半導体材料、セラミックス、合金など)や、医薬品など経験の浅い分析者が多くのサンプルに対応する必要がある時などは、アントンパールの高圧マイクロウェーブ Multiwave 7301, Multiwave7501 も併せてご検討ください。高圧ならではの、高い酸化力、1つの高圧容器にバイアルを入れるだけのより簡単な操作感など、投資効果の高い新しい酸分解用のマイクロウェーブです。
価格情報
仕様によります。詳細はお問い合わせください。
納期
型番・ブランド名
Multiwave5001 フィルター分解、多検体の酸分解を効率的に行うなら! インジウム、コバルト、ニッケル
用途/実績例
分析レシピ内蔵のタッチパネルでの操作のため、感覚的に操作が可能です。各種操作のビデオマニュアルも内蔵ディスプレーで確認できます。 作業環境中のコバルトCo、ニッケルNi、インジウムInなど、フィルターの分解にも最適。まとめて、短時間で分解するならば、マイクロ波装置が最適です。 特に、磁性材料、特殊鋼、超鋼工具、触媒、陶磁器顔料、リチウムイオン、2次電池電極、薄型ディスプレイ等の透明電極材料、化合物半導体などの製造現場にの測定に。「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を修了した者のうちから、特定化学物質作業主任者を選任する必要のある現場の健康障害防止対策として。 他に PM2.5大気分析用として(下記、環境省での研修用資料もご覧ください) 電池、半導体、コンデンサなどの電子部品の材料分析用として
詳細情報
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Multiwave5001、3001両方で仕様ができるHVT容器。本体容器、内蓋、外蓋のたった3つのパーツのみで構成され、手でしめるだけでOKです。かんたんな取り扱いですが、安全性も考慮されています。
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HVT容器よりも頑丈な容器が欲しい場合、SVT容器が選択肢となります。3つのパーツのHVT容器の便利な取り扱いはそのまま、より高い圧力に耐え、より強い酸を使用することができるので、難分解性サンプルや、高反応性サンプルに最適です。スターラーの使用も可能です。
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Multiwave5001は多彩なローター、分解容器に対応します。これまでのアントンパールのマイクロウェーブの容器、ローターにも対応しています。高圧、多検体、合成、濃縮等多彩な対応力を示します。
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従来のセラミックジャケット式のローターシステムから大幅に軽量化を図ったTFM容器とアルミローターは取り扱いが簡単なのが自慢です。ぜひ、ご確認ください。 また、スマートドアは、ローターを持ったまま肘などで押すと開くので、搭載がスムーズです。稼働中はロックされています。
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大型のタッチパネルディスプレイで、感覚的な操作が可能です。運転中の温度や圧力、マイクロ波出力のデータを確認できるだけでなく、ビデオマニュアルや、テキストマニュアルも豊富に内蔵。アントンパールは全文検索式なので、思いついた条件で資料を探すことができます。
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高温・高圧で高濃度の酸を使用するマイクロウェーブですから、心配なのが安全性。アントンパールだけが第三者機関の安全認証をダブル取得。トラブルを避けるのはもちろん、トラブル発生時の対応も十分に構築されています。
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ラインアップ(2)
型番 | 概要 |
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Multiwave 5001 | Multiwave 5001は酸分解から抽出、合成まで、あらゆる用途に対応可能です。ご期待に応える作業性と生産性の向上を実現します。最新世代の正確で安定した温度測定機能であるSmartTemp 2.0を搭載したMultiwave 5001は、クラス最高の繰り返し精度と一貫した品質を提供します。アントンパールのマイクロウェーブは第三者機関の安全認証をダブル取得しており、安全への配慮も特別です。 |
Multiwave 3001 | Multiwave 3001は標準的なサンプル処理に特化したHVT容器のみを取り扱うことができる、コストパフォーマンスの高い製品です。MultiwaveGOシリーズから処理検体を増やしたい場合や、還流湿式分解から作業効率や精度の高い分析を目指す場合などに最適な選択肢です。 |
カタログ(7)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(1)
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取り扱い会社
アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。