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1. チップソーとは?

チップソーとは、鋼製の円盤に超硬製の刃を一定間隔で取り付けた回転刃のことを指します。アルミや木材などを切断する為に使われます。

アルミ切断においては、切断面の美しさ・効率・安全性の観点から、刃先にタングステンカーバイド(超硬合金)を使用したものが主流です。 ▶️構造の基本要素 チップソーは主に以下の構成からなります: ・鋸基盤(ブレード本体):鋼製の円盤。切断中の回転と支持を担う中核部分。 ・超硬チップ(刃先):鋸身の周囲に取り付けられた超硬合金の切削刃。素材に合わせた角度や形状が設計されています。 ・センターホール(内径取付穴):機械主軸に装着するための穴。 ・スリット(切れ込み):振動吸収や熱膨張を抑えるための工夫が施されています。

アルミ板材用チップソー選定サービス

基本情報

▶️チップ材質|なぜ「超硬」が使われるのか? アルミニウムは柔らかく摩擦熱が発生しやすい素材です。 そのため、刃先の材質には以下の性質が求められます: ・高硬度(摩耗しにくい) ・耐熱性(熱で変形・損傷しにくい) ・化学的安定性(溶着しにくい) これらを満たすのがタングステンカーバイド系の「超硬チップ」です。 耐摩耗性と寿命に優れており、アルミ以外にも真鍮や銅、プラスチックにも対応できます。 ▶️レーザースリットとは? 高品質なアルミ切断用チップソーには、鋸身に "レーザースリット" という特殊な切れ込み加工が施されています。 これには以下のような役割があります: ・熱膨張の緩和:高速回転で発生する摩擦熱によるブレードの伸びを抑制。 ・振動低減:切断中の共振やビビリを抑え、静かで安定した切断が可能。 ・精度向上:たわみや歪みを抑えることで、切断面の精度が向上。 多くの場合、このスリットはS字やY字などの複雑な形状をしており、そこに特殊樹脂を注入することで音鳴りや振動の抑制効果を高めています。

価格帯

納期

用途/実績例

・建材加工(アルミサッシ・フレーム) ・自動車部品(鋳物ハウジングなど) ・ヒートシンク等の放熱部材切断 ・銅・真鍮を含む非鉄金属全般の切断技術教育 ・加工現場での教育用資料として活用・アルミ形材・押出材の高速切断

詳細情報

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初心者向けアルミ用チップソーの基礎知識 

その他資料

取り扱い会社

奥村機械製作所は1952年高松市で創業しました。1965年より木工機械製造を開始し、70年代にアルミ形材の切断に一貫して注力し成功を収めました。 お客様の生産性を確保し、向上させるという目標に焦点を当てる事で、アルミ切断機製造におけるマーケットリーダーとなる事が出来ました。 100を超える製品群により、様々なご要望にお応えする事が出来ます。 また、セミオーダー対応した機械設計により、あらゆる分野と企業規模に応じた製品を提供する事が可能です。 国内で6,000台を超える製品群は、私たちの実力を物語っています。 しかし、私たちが特に誇りに思っている事は、品質、柔軟性、個性、信頼性、顧客との近さといった中小企業の価値を体現する、地に足の着いた企業であり続けた事でしょう。 私たちの製品が優れた品質であることを示す一つの指標は、その寿命の長さであり、多くの弊社製品は30年以上に渡り使用されています。 私たちの目標は、お客様のために完璧な製品を開発することです。 お客様のご要望を理解し、それにお応えするために製品やサービスを提供するパートナーとして奥村機械製作所をよろしくお願い致します。

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