WIKA 校正と調整はどの様な違いがあるのか?
ビカ・ジャパン株式会社
校正と調整は同じ意味として捉えることもあるが、実際は全くの別物です。 ISO 9001規格ではこのことが明確に規定されています。理解を深めるために、校正と調整の概念をまとめました。 <校正とは?> 測定器の測定偏差を決定することを意味します。 校正では、ゼロ調整、スパン及び直線性の設定などの測定器における技術的な介入は一切行いません。 指示測定器の校正では、表示と測定物の正しい値であると主張される値との間の測定偏差を確定します。 物質測定や質量測定では、測定偏差は表示と正しい値との差を測定することによって決定します。 チェーンの測定では、出力信号の測定値とこの信号が理想的な伝達特性と与えられた入力値で持つべき値との偏差を決定する。 <調整とは?> 測定偏差が可能な限り小さくなるように、または測定偏差の大きさが誤差限界を超えないように、測定器(材料測定器も含む)を設定または調整することを意味します。 従って、調整は、ほとんどの場合、測定器又は材料測定器を恒久的に変更する介入を必要とします。 WIKAでは、温度・圧力計器の校正・調整作業を承ります。 お気軽に問い合わせください。