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粉体試料の合成に好適 SiC製容器対応 Monowaveシリーズ

小~中規模の合成(有機・無機)用のリアクターです。反応容器のオプションに炭化ケイ素(SiC)容器があるため、迅速に加熱します。

Q : 粉末、粉体の試料を溶媒を使用することなく加熱し、急速合成させるにはどうすればいいでしょうか? Q : 合成時に使用している溶媒がマイクロ波の吸収がなく、急速合成できない場合はどうすればいいでしょうか? A : アントンパールには 反応容器に炭化ケイ素(SiC)容器 があります。  炭化ケイ素(シリコンカーバイド)製の容器はマイクロ波エネルギーを効率的に吸収し、内部をマイクロ波放射から保護します。これにより、マイクロ波は容器を直接加熱し、試料(固体や非極性溶媒)の物理的特性に影響することなく加熱させることが可能になります。  つまり、ヘキサンなどの非吸収性溶媒からイオン液体などの優れた吸収剤まで、すべての溶媒を加熱して同等の性能を実現できます。  他の加熱方法と異なり、温度上昇をスピードアップさせることができ、速やかに反応させることができるため、研究の効率をアップさせます。また、副生成物や分解生成物の量を押さえ、収率向上が望めます。  加えて、ガラスバイアルに適さない化学物質(フッ素化剤またはアルカリ性サンプル)も、化学的に不活性で堅牢なSiC容器で処理できます。

メーカーサイト(合成データベース、サポートも)

基本情報

 工具不要で再利用可能な消耗品により、時間、支出、および環境を節約します。各反応バイアルはツール不要で、再利用可能なバイアル、セプタム、およびキャップを使用して、所有コストと研究の環境フットプリントを削減します。  バージョンアップ 装置は最も安価なMonowave200として導入後、上位機種のMonowave 400や、サンプラー付きのMonowave450へアップグレード可能なため、低コストで導入を開始できます。 ◆繰り返し使えて、ランニングコスト◆  反応容器や、セプタムは、劣化がなければ繰り返し使えます。

価格帯

100万円 ~ 500万円

納期

応相談

型番・ブランド名

Monowave 400 (モノウェーブ よんひゃく)

用途/実績例

高速の密閉容器マイクロ波化学 最大260°Cの温度と最大20 barの圧力 0.5 mL?20 mLの反応に適した工具不要バイアル 拡張された運用制限、補足機能、ツール、およびアクセサリのためのソフトウェアアップグレード 触媒、二次電池(リチウム電池他)など、粉体(金属、セラミック、ポリマー合成など)

詳細情報

関連動画

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取り扱い会社

アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。

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