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プラスチックフィルム押出成形におけるポリマー生産工程ガイド

押出成形の流れとポイントを、知見とデータでわかりやすく解説!

本E-Bookは、プラスチックフィルム押出成形におけるポリマー生産工程を網羅した、日本語版ガイドです。 工程に活用される分析技術と組み合わせることで、材料性能を最大限に引き出す方法を解説しています。 さらに、生産現場の知見や実際の測定データを掲載し、品質向上と効率化をどのように両立しているのかを具体的にご紹介します。

日本語版ガイドブック

基本情報

目次(一部抜粋) 原材料(プラスチックペレット) 1.1 FTIRによる入荷管理 1.2 ポリマーとそのモノマー組成の特定と定量分析 1.3 温度時間換算則(TTS)とマスターカーブ 1.4 ポリマーの水分チェックと乾燥時間予測 1.5 元素分析のためのポリマーサンプルのマイクロ波分解 レシピ開発 2.1 ブレンド:互換性とプロセスウィンドウ 2.2 官能基分析による化学的特性評価 2.3 ポリエチレン中の炭酸カルシウム添加物のFTIR定量化 2.4 ポリマー加工におけるレシピ開発 2.5 正確な材料モデリング コンパウンダー:押出成形(二軸)によるペレットの製造 3.1 二軸押出 - ラボスケール 3.2 生産規模の拡大 3.3 ブレンド効率評価のための配合密度分析 3.4 押出成形中のポリマーブレンドのin-situモニタリング 3.5 カスタムメイドポリマーのための材料配合、プロセス、ツール設計の最適化 押出成形(単軸)によるフィルム製造 最終製品の製造(包装フィルムなど) リサイクル アントンパール社のソリューション

価格帯

納期

用途/実績例

・水分分析【Brabender Aquatrac-V】とFTIR分光法【Lyzaシリーズ】による原材料の品質確保 余分な水分や不純物による品質トラブルでお困りではありませんか? Brabender Aquatrac-VとLyza 7000が連携し、射出成形プロセスを強力にサポートします。 正確な水分管理と迅速なFTIRによる材料検証で、欠陥を最小限に抑え、一貫した高品質生産を実現します。 ・レオロジーと押出成形によるポリマー配合の最適化 混合、押出し、レオロジー試験がサイロ化されていると、高性能プラスチックの配合は困難になります。 その結果、不均質なブレンドや機械特性のばらつき、さらには開発タイムラインの遅延につながります。 統合されたワークフローを導入することで、ポリマー・添加剤・充填剤の最適な分散、関連するせん断速度にわたる正確な粘度特性評価、そして包括的なレオロジー評価が可能になります。 この合理的なアプローチにより、プロセスの効率と一貫性が向上し、製品開発を加速させることができます。

ラインアップ(20)

型番 概要
Lyzaシリーズ 固体から液体、気体まで、数百種類ものサンプルを測定可能なフーリエ変換赤外分光光度計 FTIR
Cora 5001 化学フィンガープリントに基づく物質の迅速で確実な同定や、化学変化のモニタリングに適したラマン分光計
MCR Evolution レオメータとCora 5001 レオロジーによる力学的情報と、ラマン分光法による分子特異性を融合させた強力な測定ソリューション
MCR Evolutionレオメータシリーズ 何十年にもわたる経験と10,000名以上のお客様からのフィードバックをもとに誕生しました。絶え間ない思考・改良・開発を重ねた成果です。革新的なテクノロジーと堅牢な設計を兼ね備え、多くの現場で実績が認められており、この分野のベンチマーク的存在となっています。
MCR 702e MultiDrive ハイエンドモデルは、標準的な様々なレオロジーテストモードに対応するだけでなく、下部ドライブユニットを追加装備できます。これにより、2つのトルクトランスデューサとドライブユニットを同時に使用したレオロジーテストが可能となり、研究に新たな可能性を広げます。
SmartMeltシリーズ 実サンプルの温度を正確に測定することで高度な温度制御を実現し、包括的なせん断レオロジー試験やASTM D4440へのシームレスな準拠を可能にします。
HTR 7000 アントンパール社のMCR 702レオメータをベースに、粘弾性評価に最適化された分析ワークフローを実現します。豊富な機能と柔軟な統合性を備え、高度なハイスループット研究開発や品質管理業務に最適なソリューションです。
Brabender:メタステーション ASTMの主要規格に準拠した多用途のモジュール式駆動装置およびトルクレオメータで、さまざまなプラスチックや可塑性材料の加工性や材料特性を正確に測定できます。
Brabender :単軸押出機19/25 実験室規模に設計されており、新しい材料の評価やプロセス確立時のダウンタイムを最小限に抑えつつ、生産押出機の稼働を妨げません。
Brabender:Aquatrac-V DIN EN ISO 15512:2019に準拠し、プラスチック中の残留水分のみを測定できる装置です。0.0001%(H₂O分解能)の高精度を誇り、ラボでのQCからプロセス制御まで幅広く対応します。
Brabender TwinLabシリーズ 液体からペレットまで幅広い材料を処理できる多様な構成を提供します。ラボやパイロットスケールでの材料試験を合理化し、押出成形プロセスの最適化を実現します。
Brabender:FQA (フィルム品質分析装置) ブロウンフィルムやキャストフィルムの品質を光学的に評価するための追加トラッキング装置です。特に、バージンプラスチックの開発や、リサイクル材・バイオポリマーを含むフィルム加工における品質保証に最適です。
Brabender:計量ミキサー 30/50 2分割または3分割のミキサーボウルにより、取り扱いや洗浄が容易です。液体ベースの温度制御や電気ヒーターなど、多様な加熱・冷却オプションを備えています。
Multiwave 5001 難易度やサンプル量の異なる条件下でも、分解、酸浸出、溶媒抽出、蒸発、マイクロ波によるO₂燃焼、乾燥、合成まで幅広く対応します。
Multiwave 7101/7301/7501 40年以上にわたる加圧酸分解の経験と先進のマイクロ波技術を融合し、高性能マイクロ波分解システムが誕生しました。Multiwave 7101/7301/7501シリーズは、最高300 °C・最大199 barで動作し、次のレベルの性能を実現します。
Ultrapycシリーズ 固体の真密度や骨格密度を高精度に測定し、純度や気孔率を評価できます。測定時間は10分未満と短く、製造工程全体での品質管理に最適です。
Lovis 2001 測定角度を調整できるため、特に低粘度サンプルやせん断領域での正確な測定に適しています。固有粘度、K値、平均モル質量といったポリマー固有パラメーターを、最小限のサンプル量でわずか30秒〜3分の短時間で測定可能です。
SurPASS 3シリーズ 実環境下での固体表面のゼータ電位を全自動で分析できる装置です。流動電位および流動電流の測定原理に基づき、固体材料表面のゼータ電位を直接評価します。
Litesizer DLSシリーズ 自動角度選択機能により操作ミスを防ぎ、クラス最高レベルの粒子径測定を実現します。さらに、多角度粒子径測定技術により、粒子径分解能は最高水準を達成。
ナノインデンテーション試験機:NHT³ ナノメートルからマイクロメートルスケールにおける硬さ、弾性率、クリープなどの表面特性を測定するために設計されています。荷重範囲は0.1 mN~500 mNと広く、幅広い用途に対応可能です。

ポリマー加工における特性評価と応用事例< 日本語版E-book>

アプリケーションノート

L-Rix 2100を用いた水溶性ポリマー焼入剤のモニタリング<アプリケーションレポート>

アプリケーションノート

ラテックス手袋製造におけるプロセスセンサーによる品質保証 関連業界: ラテックス、化学品、コーティング、ポリマー

アプリケーションノート

マイクロ波を用いたポリマー中の添加剤の抽出<アプリケーションレポート>

アプリケーションノート

ポリマーメルトレオメーターSmartMeltシリーズ

製品カタログ

元素分析におけるポリマーや石油製品などの難分解性物質の有効的な手法:マイクロ波分解装置

技術資料・事例集

元素分析の前処理におけるポリマーのマイクロ波による酸分解

技術資料・事例集

ポリマーサンプルでのナノインデンテーション試験 アプリケーション例

アプリケーションノート

ポリマー粘弾性測定に使用されるナノインデンテーションテスタ

アプリケーションノート

コーンプレート型治具を用いたポリマー及びエポキシ樹脂の回転粘度計での測定<アプリケーションレポート>

アプリケーションノート

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取り扱い会社

アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。