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定量ポンプとは?薬注ポンプとの違い【基礎知識】

薬品を「決まった量だけ」送り出す定量ポンプ。吐出量の決まり方、ダイヤフラム式の特長、注入トラブルの防ぎ方を解説します。

定量ポンプは、液体を決まった量ずつ送り出すためのポンプです。水処理の現場では、殺菌用の薬品などを少しずつ注入する工程で使われています。 ■薬注ポンプとの関係は? 「薬注」は、薬品注入を縮めた言い方です。自治体の排水処理の手引きを見ても、「薬注ポンプ」「薬品注入ポンプ」「注入ポンプ」など、書き方はいくつかあります。つまり薬注ポンプは、薬品を入れるという役目から付いた呼び名です。そして、その役目を担うポンプとして一般に使われているのが薬注用の定量ポンプです。 ■なぜ「定量」が大切? 薬品が足りなければ、処理が十分に進みません。反対に入れすぎても、かえって処理の妨げになることがあります。狙った量を安定して入れ続けられることが、水処理の結果を支えています。 ■注射器を思い浮かべると? ピストンを同じ距離だけ押せば、毎回ほぼ同じ量が出ます。押す回数を増やせば、そのぶん出る量も増えます。定量ポンプも、1回で押し出す量と、押す回数の組み合わせで送る量が決まります。まずはお気軽にご相談ください。

基本情報

■吐出量の決まり方 往復動式の定量ポンプでは、主に次の2つで吐出量を調整します。 1.ストローク長:1回の動きの大きさ 2.ストローク数:一定時間に動く回数 本体のつまみなどで調整します。モーターの回転数を変える方法や、電磁式でパルスの数を変える方法もあります。 ■ダイヤフラム式の特長は? ダイヤフラム式は、膜(ダイヤフラム)を前後に動かし、ポンプ室の容積を変えて液を送ります。液のある側を膜で閉じ切った構造のため、液漏れが起きにくいのが特長です。 ■送り出しは「脈打つ」 吸い込みと吐き出しを交互に繰り返すため、流れは一定ではなく、脈を打つように強弱がつきます。 ■背圧弁で入れすぎを防ぐ! 脈動する流れでは、勢いが余って、本来止まるはずの間も液が流れ続ける場合があります。これをオーバーフィードと呼び、背圧弁で吐出側に適度な圧力をかけることで抑えられます。また、吐出配管の出口がタンクの液面より低いと、ポンプを止めても薬品が吸い出されるサイホン現象が起きることがあります。こちらも吐出側の弁で防ぐのが基本です。

価格帯

納期

用途/実績例

■水処理ではどこで使う? 代表的なのが、殺菌のために次亜塩素酸ナトリウムを加える工程です。次亜塩素酸ナトリウムの注入には、定量ポンプが使われています。量が処理の出来を左右する工程です。 ■次亜塩素酸ナトリウムで気をつけることは? 次亜塩素酸ナトリウムは、分解によって酸素などのガスを発生することがあります。ポンプの中に気泡がたまると、液を吸うことも押し出すこともできなくなる「ガスロック」が起き、注入が止まることがあります。温度が上がるほど泡立ちやすいため、夏場や、直射日光の当たる場所では特に注意が必要です。気泡を逃がす仕組みを持つ機種や、ガスがたまりにくい構造の機種も用意されています。 ■タンクの残量はこまめに見る 日々の点検で手軽なのが、薬品タンクの残量確認です。残量を記録しておき、減り方がいつもより少なければ、ポンプや配管の詰まり、故障を疑います。あわせて、使っている薬品の量や濃度が適正かどうかも、ときどき見直しておくと安心です。注入する薬品や量、設置場所によって、合うポンプや付属品は変わります。まずはお気軽にご相談ください。

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