JAXA H3ロケットの開発に貢献 TOMOEGAWAのドライエアーユニット
株式会社巴川コーポレーション
株式会社巴川コーポレーション(TOMOEGAWA)は、2024年5月8日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)より、H3ロケットの開発に多大な貢献があったとして感謝状を授与されました。 TOMOEGAWAは省エネルギーで極めて精密にドライ環境を維持できるドライエアーユニットを開発、種子島宇宙センターでの実証試験を経て、ご使用いただくことになりました。 人工衛星等が結露すると精密機器等に悪影響を及ぼす可能性があるため、種子島宇宙センターでは人工衛星等を建屋間移動させる際には、事前に人工衛星等の周囲環境をドライな状態にします。従来は、人工衛星等を収納する保護カバー内に徐々に窒素を注入して除湿してきましたが、TOMOEGAWAのドライエアーユニットを保護カバー内に設置することで、除湿時間の大幅な短縮を実現しました。 また、ドライエアーユニットは再利用時のリジェネレーション(脱水分工程)も低温で可能なため省エネルギーになります。短時間、省エネルギーでドライ環境を作り、人工衛星の整備組立工程の短縮に貢献することができました。