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RO膜と軟水器の違いとは?使い分けのポイント

どちらも用水をきれいにする装置ですが、取り除けるものが違います。「軟水=純水」ではありません。

工場の用水づくりで、よく比べられるのがRO膜と軟水器です。同じような場面で名前が挙がりますが、仕組みも、取り除けるものも異なります。どちらを選ぶかで、できあがる水の性質も、日々の手間も変わります。 ■軟水器は「入れ替える」装置 軟水器は、ナトリウムを持たせた陽イオン交換樹脂を使い、水に溶けた硬度成分(カルシウム、マグネシウム)を樹脂側のナトリウムと入れ替えて取り除きます。樹脂が硬度成分でいっぱいになると、食塩(塩化ナトリウム)の水溶液を流して元に戻す「再生」が必要です。 ■RO膜は「通さない」装置 RO膜(逆浸透膜)は、圧力をかけて水を膜に通し、溶けているイオンなどの不純物を通さないことで水を分けます。硬度成分に限らず、幅広い物質をまとめて減らせるのが特徴です。 ■入れ替えたイオンはどこへ? 軟水器は硬度成分をナトリウムに置き換える仕組みなので、水に溶けたイオンがなくなるわけではありません。「軟水=純水」ではない、というのが大事なポイントです。まずはお気軽にご相談ください。

基本情報

■硬度とは? 水中のカルシウム量とマグネシウム量を足し合わせ、炭酸カルシウムの量に置き直して示した値(mg/L)です。数値が大きいほど「硬い水」ということになります。 ■どこからが硬水? WHO(世界保健機関)の飲料水ガイドラインでは、次のように区分されています。 1.軟水:0〜60mg/L 2.中程度の硬水:60〜120mg/L 3.硬水:120〜180mg/L 4.非常な硬水:180mg/L以上 ■軟水器では除けないイオンがある! 軟水器が使うのは陽イオン交換樹脂だけです。塩化物イオンなどの陰イオンは入れ替える相手がないため、そのまま水に残ります。陰イオンまで除くには、陰イオン交換樹脂を別に組み合わせる必要があります。 ■RO膜ならどこまで除ける? 海水淡水化用では99%以上の製品が多く、硬度成分だけでなく、ナトリウムなどのイオンも一緒に除去できます。その代わり、水を押し出すための高い圧力が必要です。また、膜を通った透過水のほかに、通らずに残った濃縮水が出ます。供給した水のすべてが使える水になるわけではありません。

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納期

用途/実績例

■どう使い分ける? 考え方の出発点は「何を除きたいか」です。 1.スケール(水あか)の原因になる硬度成分を除きたい:軟水器 2.溶けているイオン全般を減らしたい:RO膜 硬度成分だけが問題なら、軟水器で足りる場面もあります。 ■組み合わせて使うことも! 軟水器で硬度を下げてからRO膜にかける構成もあります。RO膜では水が濃縮されるため、硬度成分がスケールとなって膜の表面に付きやすくなります。手前で軟水にしておけば、そのリスクを下げられます。 ■手間の違いは? 軟水器は、再生に使う塩を補充していく必要があります。RO膜は、圧力をかけるポンプの運転に加え、前処理の管理も必要です。主流のポリアミド系の膜は塩素に弱いため、膜の手前で塩素を取り除いておく必要があります。 ■選ぶ前に確認したいこと 原水の水質、必要な水質、使う水量によって、適した組み合わせは変わります。まずは原水に何がどれだけ含まれているかを知ることが、検討の出発点です。まずはお気軽にご相談ください。

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