ニュース一覧
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Digital Metal 関連書籍のご案内
5月29日に技術情報協会様より「3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化」のタイトルで書籍が発刊されました。 ・最終製品の量産化に向けての 「コスト低減」 と 「高精度化」 の両立 ・材料と造形技術との相性、造形物の面粗さ・ガス焼け・ウェルドライン等への対策 等がテーマとなっています。 こちらにおいて、Digital Metalは高精度を特徴とする金属バインダージェット方式の3Dプリンティングとして、第5章に取り上げられています。 内容は以下の通りです。 ・造形原理 ・造形速度 ・熱処理とクリーニング ・材料 ・利用事例 など 機会がございましたら是非ご一読をお願いいたします。 本件へのお問い合わせはこちらまで。 masahiro.miyamoto@hoganas.com
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コラム ~Digital Metalの魅力「アップグレードできる金属3Dプリンタ」
今回はDigital Metalの魅力、プリンタのアップグレードをピックアップします。 3Dプリンタに限りませんが、高額の買物の際の心配事に「陳腐化」があります。装置を導入して早々、性能アップした新モデルが登場し、残念な思いをするのは誰もがしたくないものです。 弊社はDigital Metalのプリンタを安心して長く使用して頂きたいと考えております。 2020年4月に紹介したソフトウェアアップグレード「造形速度3倍にアップ」はその一例です。弊社では今後も年2回のソフトウェアアップグレードを予定しております。 今回はハードウェアのアップグレードも紹介したいと思います。 写真左側は2015年に出荷されたプリンタです。 このプリンタはソフトウェアだけでなく、造形ボックスの容量アップや筐体追加などのアップグレードにより、最新モデル(右側)と同等の性能で2020年現在もお客様により運用されています。 後々のアップグレードも考えられて設計されているDigital Metalならではの魅力です。 問い合わせはこちらまで masahiro.miyamoto@hoganas.com
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コラム ~Digital Metalの魅力「小型部品を精密に造形できる」
Digital Metalの特徴は次のようにまとめられます。 ・小型部品を精密に造形できる ・設計自由度が高い ・表面品質がよい ・量産に適している ・形状変更やカスタマイズが可能 今回は「小型部品を精密に造形できる」をピックアップしたいと思います。 3Dプリンタのテスト用データとしてよく知られているのがチェス駒のルークです。 内部に細かな螺旋階段をもつこの3D形状を、従来工法でデータ通りに造形することは大変困難です。 しかし、Digital Metalのバインダージェット技術はこの形状を金属で精密に造形できます。 写真では3mmから30mmまで、ルークをサイズ違いで造形しています(316L製)。 もちろん、最小サイズのルークにも内部に螺旋階段が造形されています。 Digital Metalはサイズが50mm立方におさまる程度の比較的小型の部品を得意としています。 小さい部品としては1x1x3mm程度が推奨されます。 技術の向上により造形サイズは徐々に拡大ししており、形状によっては80~150mm程度のサイズの部品まで造形が可能になってきました。
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コラム ~金属3Dプリティングと外出自粛における働き方
COVID-19感染症が産業に大きな影響を及ぼしています。この状況下で、不足部品を3Dプリンティングで製造したという、サプライチェーン革新のニュースが紹介されています。 ここでは少し視点を変え、人との接触を極力控えなければならない状況で3Dプリンタが働き方をどう変えるか紹介したいと思います。 弊社スウェーデン工場ではバインダージェット3Dプリンタを活用し以下の働き方を実践しています。 ・金型レスで段取り作業不要 ・材種変更や造形準備等の作業が容易(基本的に一人作業) ・タイマー運転を使って作業時間帯を調整 ・素材管理がシンプル(丸棒、型鋼、板材など vs パウダーのみ) ・サポートレス、高表面品質で後加工が少なく外乱を受けにくい もちろん、3Dプリンタそのものがウイルスを防ぐわけではなく、部品や装置にウイルスが付着しないよう注意を払うなどの対策は既存工法と同様です。効果はこれから分かってくると思いますが、いまのところ大きな遅延を発生させずに仕事できています。 以上は担当・宮本の意見です。問い合わせはこちらまで masahiro.miyamoto@hoganas.com
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Digital Metalのバーチャルイベント
ご承知のとおりCOVID-19の影響で数々のイベントが中止・延期となっています。Digital Metalも例外ではなく、お客様に弊社のプリンタや技術を紹介するチャンスが失われ大変残念に感じています。 こうした状況を受け、Digital Metalを身近に感じて頂けるバーチャルイベントを用意いたしました。 昨年10月よりDigital Metal社の指揮を執っている新CEO Christian Lönneの挨拶のほか、小型・複雑部品を高い生産性で生産する独自のバインダージェット方式3Dプリンティングの最新の状況を伝える情報を取りそろえております。 (英語) お時間がありましたらDigital Metalの技術を是非体験してください。
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コラム ~金属3Dプリティング方式の違い(PDF資料付き)
MBJ、SLM、DED、EBM… 金属3Dプリティングには色々種類がありますが、何が違うか解説します。 1. SLM及びEBM 平面に敷いた粉末(Powder Bed)を局所的にレーザー又は電子ビームで融解し造形する方法です。Powder Bed Fusionとも呼びます。 SLMはSelective Leaser Melting EBMはElectron Beam Melting の略。メーカーにより別の略語もあります。 2. DED及びBPT 粉末を供給しながらレーザーで局所的に融解するミクロな肉盛成形法です。 DEDはDirected Energy Deposition BPTはBlown Powder Technology の略。 3. バインダージェット Powder Bedをバインダー(のり)で固め造形します。造形後に脱脂(バインダー除去)と焼結が必要ですが材料は融解しません。 MBJ(Metal Binder Jet)と略します。 - まとめ 金属3DプリンティングにはPBFとDEDとMBJの三種類がある MBJは材料を溶かさず造形
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コラム ~「3Dプリンティング」という言葉を世界で最初に使った人は誰か?
最初に「3Dプリンティング」という言葉を使用したのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のEmanuel M. Sachs教授と言われています。 Sachs教授の父親は出版社に勤務しており、Sachs教授は幼少のころ父親から印刷機を見せてもらっていたそうです。 このことにちなんで「3Dプリンティング」という言葉が使われたと言われています。 そのSachs教授は、1993年に粉体(セラミック粉,金属粉あるいは樹脂粉)を使用して3次元オブジェクトを作成するインクジェットベースのプロセスを開発し特許を取得しており、この特許がバインダージェット方式の起源とされています。 出典 Massachusetts Institute of Technology Department of Mechanical Engineering Webサイト http://meche.mit.edu/news-media/new-era-3d-printing : A New Era in 3D Printing
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コラム ~Digital Metalの工程について(PDF資料付き)
バインダージェット方式のDigital Metalの工程を説明します。 1. 造形の準備 3D CADデータをどのような配置・姿勢で造形するか決定します 形状データは42㎛ピッチで高さ方向にスライスされます 2.造形 金属粉を42㎛ピッチで平らに敷き形状データに基づきバインダー(のり)を印刷します 造形ボックスとよばれる金属製の箱の中で造形します 3.キュアリング 印刷が完了したら造形ボックスを取り出し、加熱してバインダーを固化(キュア)します 4.クリーニング エアブローするとバインダーで固化した造形品(グリーン体)を取り出せます バインダーで固化しなかった金属粉はほぼ100%再利用できます 5.脱脂 グリーン体を焼結トレーに載せ加熱しバインダーを気化して除去します 6.焼結 脱脂後、造形物を高温真空焼結炉で加熱すると金属粉が拡散接合し金属の物性が得られます 7.後処理 必要に応じてブラストや磨き処理を施して部品を仕上げます - まとめ Digital Metalの工程は造形・熱処理の2ステップ 一連の工程の所用時間は約2日程度
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Digital Metalの造形速度が3倍にアップします!
Digital Metalは金属バインダージェットプリンタDM P2500の印刷速度を3倍にするアップグレードを開始しました。 これにより高品質を維持しつつ時間単位あたりの生産量を増やすことができます。 アップグレードはソフトウェアの交換により行われ、導入済のプリンタにも提供されます。 DM P2500のすべての可動部品はミクロン単位の精度を備えており優れた再現性を実現します。使用されている厚さ160 mmのグラナイト製定盤の高い安定性は振動が印刷に与える影響を低減します。 また印刷サポートが必要なく、高い表面品質と解像度により、後処理時間を最小限に抑えられます。 信頼性・再現性・高生産性により、DM P2500は小型で複雑な金属部品の量産に最適です。 新しいソフトウェアはすべての新規プリンタに標準で装備され、導入・設置済みのプリンタにも適用されます。 Digital Metalのセールス&マーケティングマネージャーのアレクサンダーはこう述べます。 「アップグレードにより、品質を犠牲にすることなく生産量を増やすことができます。今後も同様の重要なアップグレードを年2回実施する予定です」
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Digital Metalの和文カタログをアップデートしました
Digital Metalの和文カタログをアップデートしました。カタログは2種類で構成されています。 ◆小型金属複雑形状部品の3D積層造形技術『Digital Metal』 ~バインダージェット方式の造形について解説しています ◆金属3Dプリンター Digital Metal DM P2500 ~プリンタ本体の解説がメインです 主な改訂ポイントは材料ラインアップです。 ◆SUS316L ◆17-4PH (SUS630相当) ◆Ti-6Al-4V ◆DM625(Inconel625相当)・・2019年追加 ◆DM247(MAR247相当)・・・2019年追加 許容応力や硬さ等のデータは「小型金属複雑形状部品の3D積層造形技術『Digital Metal』」をご参照ください。
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Digital Metalがメディアに取り上げられました(動画あり)
3Dプリンターを活用して、新しい試作領域を切り開く人のためのニュースサイト、ShareLab NEWS(シェアラボ ニュース)さんが、Digital Metalの取材のために弊社を2019年12月に訪問しました。 インタビューでは、バインダージェット方式の3Dプリンタ Digital Metalの特徴を活かした高精度のサンプル品の紹介や、バインダージェット方式の特徴、市場での活用のされ方などについて解説しております。 こちらのページの下の方にある「関連情報」のリンク先からシェアラボニュースのページに飛べますので、Digital Metalに関心をお持ちの方は是非ご覧になって頂きたいと存じます。
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おかげさまでDigital Metalの造形点数が50万点を達成しました
このたびDigital Metalの金属3Dプリンタの造形点数が50万点を達成しました。 これは、日頃より弊社の造形サービスをご利用いただいているお客様のおかげであり感謝申し上げます。 Digital Metalの3Dプリンタは、 ・欧州、北米、アジアそれぞれの地域に納入し使用されております ・プリンタは最高水準の精度を備え、豊富な造形実績を有し、実際に量産で利用されています ・部品製造実績 50万点を超え、量産での部品供給も30アイテム・年間約4万点の実績があります Digital Metalは、これからもお客様の価値創造に貢献することで実績を伸ばしてまいります。
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Digital Metalの金属3Dプリンタ 日本初登場!
金属バインダージェット方式の3Dプリンタ DM P2500の日本国内一号機が納入され、10月より稼働を開始しました。 2019年10月に、国内初となるDigital Metal社製 3Dプリンタ DM P2500が納入され、据付け・試運転ののち、無事にお客様に引き渡されました。 DM P2500は金属バインダージェット方式の3Dプリンタで、3Dプリンタによる部品製造が始まっている欧米では複雑形状の部品を高表面品質で製造できる技術として評価・注目されています。 日本初納入に先立ち、スウェーデンのDigital Metal社において2週間に渡るお客様トレーニングを実施し、運転方法や材料となる金属粉の取り扱いなどに関する知識と技術を身に付けて頂きました。 お客様サイトでは、プリンタ本体の据付け・調整のほか、実機を使ったオペレータートレーニングなどを通じ、お客様が安心してご利用いただけるよう訓練・支援を行いました。 Digital Metal/ヘガネスジャパンは今後も導入いただいたお客様の円滑な運用をサポートすべく活動してまいります。
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Digital Metalがイノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞しました
Digital Metalが世界から認められました! 6月に開催された3D Printing Industry Awards(3Dプリンティング業界賞)においてDigital Metalが本年のイノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。 3D Printing Industry Awardsは国際的な工業メディア 3DPI(3D Printing Industry)主催のイベント。2019年春にノミネーションが発表されオンラインで8万人以上が投票しました。 ロンドンで開催された受賞式には60社を超える3Dプリンティング企業から150人のゲストが参加しました。受賞式にはDigital Metalからアレクサンダー・サクラティディスが出席しました。 「私たちの努力が業界から認められたことを本当に嬉しく思います 」 [イノベーション・オブ・ザ・イヤーのノミネーション] · Digital Metal, high-precision 3D metal printing · XJet Nano Particle Jetting · EOS LaserProFusion ・・・
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東京理科大でDigital Metalのセミナーを実施しました
ヘガネスジャパンでは、企業向け・教育機関向けの金属3Dプリンタに関するセミナー実施を承っております。 今回(7月8日)は、東京理科大学へお邪魔して金属3Dプリンタについて講演して参りました。 セミナーでは、 ・金属3Dプリンタ各方式の仕組みや違い ・バインダージェット方式の特徴と産業における活用事例 ・金属パウダーの製造方法 ・金属3Dプリンタの今後の展望 等について動画や造形サンプルを使いながら解説しました。 セミナーには約50名の機械系の学生さんに参加いただきました。 セミナー終了後は、3Dプリンタについてより詳しく学びたいとおっしゃる学生さんもいたことから、おおむね好評いただいたと思います。 弊社が実施するセミナーは、金属パウダーの製造から3Dプリンタ開発まで手がけているヘガネスならでは、の幅広い内容を取り上げることが可能です。 セミナー実施に関心がございましたら担当・宮本までお気軽にお問い合わせください。 03-6361-2410(直通) masahiro.miyamoto@hoganas.com