ミクロトームによる眼鏡レンズコート層の観察
『ミクロトームにて断面作製!レンズのコート層、多層膜の観察事例をご紹介』
眼鏡やカメラ等のレンズには様々なコート層が施されています。 眼鏡の場合、プラスチックレンズを保護するハードコートや光の反射を 抑える反射防止コート、紫外線カットするUVコート等、複数のコート層が 施されています。 これらの層は非常に薄い膜を重ねるように施されていますので その様子を断面から観察してみました。 SEMで観察するとレンズ基材の上にハードコート/多層膜が施されている 様子が観察され、多層膜ではSiO膜とNb膜が交互に積層されている様子が 伺えます。 【概要】 ■断面作製方法 ・ミクロトームで作製 ・フレームから取り外したレンズを小さくカットし埋め込み樹脂に包埋 ・その後、ミクロトームにて断面を作製し光学顕微鏡観察、SEM観察、 EDX分析を実施 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
【その他の概要】 ■SEM観察・EDX分析 ・SEMで観察するとレンズ基材の上にハードコート/多層膜が施されている様子が 観察された ・多層膜ではSiO膜とNb膜が交互に積層されている様子が伺える ・さらにクリアに観察・分析するのであれば、TEMがお勧め ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
カタログ(14)
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冷却(クライオ)イオンミリング断面加工例(ゴム製品)
プルバックカーのタイヤの接着部について、手法別に断面を作製し 観察した事例をご紹介いたします。 作製した断面のSEM観察を実施するとゴム内部に存在しているフィラーが 確認されました。液体窒素による割断や機械研磨では大小のフィラーの 分散状態や接着界面の様子が明瞭でないことがわかりました。 なお、冷却(クライオ)イオンミリングによって作製された断面ではゴム内に 含まれるフィラーの分散状態やプラスチック基材との接着界面の様子を明瞭に 観察することができます。
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光学フィルムの光透過特性
株式会社アイテスでは「光学フィルムの解析」を行っております。 スマートフォン等に使用される光学フィルムはその構造と材質によって 様々な機能を有しています。 のぞき見防止フィルムの角度による光透過性を測定し、断面の観察と ラマンによる分析を組合わせて、機能発現のメカニズムを調べました。 角度可変分光光度測定にてのぞき見防止フィルムの透過特性を調査し、 断面観察及びラマン分析によって機能発現の仕組みを解析することが 出来ました。 アイテスでは材料物性からその機能発現メカニズムまで一貫して 評価・分析に対応いたします。