分散ライン一式 工程設計型固液混合システム
分散は装置で決まらない。工程設計で決まる固液混合分散システム
分散工程で発生するダマや凝集、粘度上昇といった課題は、装置単体ではなく工程設計に起因するケースが多く見られます。粉体投入時の濡れ不良や分散条件の不適合は、品質ばらつきや再分散不良を引き起こし、量産時の安定性を大きく損ないます。またスケールアップ時には同一条件の再現が難しく、研究段階と量産段階で品質が一致しないといった問題も発生します。 澁谷工業のインライン固液混合分散システムは、粉体供給から分散・調合・CIP洗浄までを一貫して設計。材料特性、投入条件、流体設計まで含めたプロセス全体の最適化により、分散品質と再現性を安定化します。単なる分散装置ではなく、工程全体を支配する分散システムとして、開発段階から量産ラインまで対応可能です。 電池材料、電子材料、CNT(カーボンナノチューブ)、接着剤、樹脂、インク・塗料・CNF(セルロースナノファイバー)など多様な分野に対応。お客様の材料や工程条件に応じた最適な分散プロセスをご提案します。まずは現状の課題をご相談ください。
基本情報
粉体供給から分散・調合・CIP洗浄までを一貫設計するインライン固液混合分散システム。 材料特性や粒径、粘度条件に応じて分散エネルギー、投入条件、流体設計を最適化し、ダマや凝集を抑制します。 連続プロセス/バッチプロセスの両方式に対応可能で、研究開発から量産ラインまで柔軟に対応。 スケールアップ時の条件再現性を確保し、安定した分散品質を実現します。 またデータロギングや上位生産管理システムとの連携にも対応し、量産ラインの安定運用を支援します。 材料ロット差や配合変更にも柔軟に対応可能です。
価格情報
仕様により異なります。
納期
型番・ブランド名
インライン固液混合分散システム
用途/実績例
・粉体投入時にダマや未分散が発生する ・分散ムラにより品質がばらつく ・凝集により機能特性が発揮できない ・高濃度配合で粘度が上昇し混合が困難になる ・沈降や分離により長期安定性が確保できない ・スケールアップ時に研究条件が再現できない ・材料ロット差や配合変更で品質が変動する ・分散時間が長く生産性が上がらない ・複数装置の組み合わせで工程最適化ができていない ・分散工程全体を見直したい 【対応分野】 電池材料、電子材料、CNT(カーボンナノチューブ)、接着剤、樹脂、インク・塗料、CNF(セルロースナノファイバー)
関連動画
ラインアップ(1)
| 型番 | 概要 |
|---|---|
| インライン固液混合分散システム |
カタログ(9)
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分散工程の失敗事例|なぜダマや品質ばらつきが解消できないのか?よくある原因と対策
分散工程において「何度条件を変えてもダマがなくならない」「粒度分布のばらつきが改善しない」といった課題は多くの現場で発生します。ある現場では、分散不良の原因を装置性能と考え、回転数の増加や処理時間の延長といった対応を行っていました。しかし、ダマの残存や品質ばらつきは解消されず、むしろ過剰なせん断により粒子破砕が進むなど、新たな問題が発生していました。 このような失敗の背景には、「分散=せん断を強くすればよい」という誤解があります。実際は、粉体投入時の濡れ不良や流動の偏りにより初期段階でダマが形成されている場合、後工程で強いせん断を加えても完全な解消は困難です。また、バッチ処理では流動ムラや滞留時間のばらつきにより、粒子ごとに異なる分散履歴が生じ、品質の再現性が確保できなくなります。 この課題に対しては、装置条件の変更だけでなく、粉体投入から分散までを含めた工程全体の見直しが重要です。粉体投入と同時にせん断を付与する構成や、流動と分散条件を一定に保つインライン連続処理を採用することで、初期ダマを抑制し、安定した分散品質を実現できます。分散不良の改善には、装置単体ではなくプロセス全体の最適化が不可欠です。
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分散プロセス設計とは何か?品質を安定させるための重要ポイント
分散工程において、装置の性能だけでは安定した品質は得られません。重要なのは、材料特性や工程条件を踏まえたプロセス全体の設計です。これを分散プロセス設計といいます。 分散品質は、せん断の強さだけでなく、流動状態や滞留時間、投入方法など複数の要素によって決まります。これらの条件が適切に設計されていない場合、局所的な未分散やばらつきが発生し、安定した品質を維持することが難しくなります。 例えば、粉体投入時の濡れ不良や、流動の偏りによる滞留領域の発生は、ダマや未分散の原因となります。また、せん断エネルギーが十分であっても、すべての粒子に均一に作用しなければ、分散状態に差が生じます。 そのため、分散工程では「流動」「せん断」「処理時間」を一体として設計することが重要です。これにより、すべての粒子に同一の分散履歴を与えることが可能となり、均一で再現性の高い分散品質を実現できます。 特にインライン連続処理では、流れの中で条件を一定に保ちやすく、プロセス設計の再現性を確保しやすいという特徴があります。分散プロセス設計は、品質安定化とスケールアップ成功の鍵となる重要な考え方です。
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粘度と分散効率の関係とは?高粘度条件で分散が難しくなる理由
分散工程において、粘度は分散効率に大きく影響する重要な要素です。一般に、粘度が高くなるほど流動性が低下し、粒子に分散エネルギーが伝わりにくくなります。 粘度が低い場合、液体は流れやすく、せん断エネルギーが系内に広く伝わるため、粒子の凝集は比較的解砕されやすくなります。一方、粘度が高くなると流動が局所化し、せん断が装置近傍に偏りやすくなります。その結果、十分なエネルギーを受ける粒子とそうでない粒子が混在し、分散状態にばらつきが生じます。 また、高粘度条件では粒子同士の移動も制限されるため、凝集体同士の衝突や解砕が起こりにくくなります。これにより、見た目には混ざっていても、内部に未分散領域が残るケースがあります。 分散効率を高めるためには、粘度に応じて適切なせん断条件と流動設計を行うことが重要です。特にインライン連続処理では、流れの中で粒子に均一なせん断を与えることができるため、高粘度条件でも分散エネルギーを効率よく伝達することが可能です。 分散工程では、粘度の影響を考慮しながら、流動・せん断・処理時間を最適化することが、安定した分散品質を実現するためのポイントとなります。
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分散エネルギーとは何か?分散品質を左右する重要指標をわかりやすく解説
分散工程では、「どれだけ混ぜるか」ではなく「どれだけエネルギーを与えたか」が分散品質を左右します。このとき重要なのが分散エネルギーです。分散エネルギーとは、粒子の凝集を解砕し、均一な状態にするために加えられるエネルギー量を指します。 分散が不十分な場合、その多くはエネルギー不足が原因です。見た目には混ざっているように見えても、粒子同士の凝集が解消されていないことがあり、品質ばらつきや性能低下の要因となります。 分散エネルギーは、せん断力の強さだけでなく、どれだけの時間その作用を受けたかで決まります。つまり、「強さ×時間」として考えることが重要です。バッチ処理では、このエネルギーが粒子ごとにばらつくため、分散状態に差が生じやすくなります。 一方、インライン連続処理では、粒子が一定の流れの中で同じ条件のせん断を受けるため、分散エネルギーを均一に与えることができます。これにより、粒子ごとの分散状態が揃い、安定した品質を実現できます。 分散工程では、すべての粒子に必要な分散エネルギーを過不足なく与えることが重要です。そのためには、流動・せん断・処理時間を含めたプロセス設計が重要です。
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なぜ連続処理は再現性が高いのか?分散品質を安定させる仕組みを解説
分散工程において、品質のばらつきは大きな課題の一つです。同じ装置・同じ条件で処理していても、ロットごとに分散状態が異なるケースは少なくありません。その主な要因は、粒子が受ける分散履歴のばらつきにあります。 バッチ処理では、タンク内の位置や流動状態によって、粒子ごとに受けるせん断や滞留時間が異なります。その結果、十分に分散される粒子と未分散の粒子が混在し、品質のばらつきが発生します。特に高粘度や高固形分条件では、この傾向が顕著になります。 一方、連続処理では、粒子が一定の処理領域を通過するため、ほぼ同じ分散条件を受けます。せん断エネルギーや滞留時間を一定に制御できるため、分散履歴のばらつきが抑えられ、均一で再現性の高い分散状態を実現できます。 また、連続処理はスケールアップ時にも有利です。流量を調整することで、ラボから量産まで同様の分散品質を再現しやすくなります。これにより、開発から量産への移行時の品質変動リスクを低減できます。 分散工程において重要なのは、すべての粒子に同一の処理履歴を与えることです。連続処理はこの条件を満たしやすく、品質安定化と再現性確保に有効な手法です。
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取り扱い会社
澁谷工業株式会社は、レーザ加工機(ファイバレーザ・CO2レーザ等)や半導体組立装置(テーピングマシン、多機能テストハンドラ、ボールマウンタ、ボンダ等)を中心とした精密機械分野において、高速・高精度搬送技術と制御技術を強みに事業を展開しています。 また、世界トップクラスのシェアを誇るボトリングシステムで培ったラインエンジニアリング技術を基盤に、原料(液体・粉体)計量から高粘度スラリー分散、CIP洗浄管理まで、調合プロセス全体の設計・最適化を実現しています。 固液混合分散システムでは、ラボ検証からパイロット、量産ラインまで一貫したスケールアップ対応により、「止まらない・汚さない」安定した生産プロセスを構築。さらに、医薬分野におけるアイソレータや洗浄システムなど、高度な品質要求に応える装置開発にも対応し、多様な産業の生産技術を支えています。 加えて、半導体分野では高精度位置決めや高速搬送制御などのコア技術を応用し、生産性向上と品質安定化に貢献。固液混合分散分野においても、分散状態の安定化や再現性向上といった課題に対し、工程設計を通じて解決しています。



























