スラリー分散・混合システム(電池・電子材料対応)
スラリー分散の再現性を、工程設計からつくる。
電池材料スラリー(正極・負極・導電材)の分散では、ダマ・凝集・粘度上昇・分散ムラといった課題が発生しやすく、電池性能や量産安定性に大きく影響します。これらの問題は装置単体ではなく、粉体投入条件や分散エネルギー、流体設計など工程全体に起因するケースが多く見られます。本システムは粉体供給から分散・調合までを一貫して設計し、材料特性や粘度変化に応じた最適な分散プロセスを構築。ラボ検証から量産ラインまで同一ロジックで設計することで、スケールアップ時の再現性と品質安定を実現します。まずは現在の工程課題をご相談ください。
基本情報
粉体供給・分散・調合・洗浄までを統合した固液混合分散システム。材料特性(粒径・比表面積・濃度)や粘度条件に応じて、分散エネルギー(せん断力)、投入条件、滞留時間、流体設計を最適化。インライン/バッチ双方に対応し、連続プロセス構築も可能。高せん断分散装置(IKA等)を含む装置構成の最適選定により、ダマ・凝集を抑制し均一分散を実現。CIP対応、データロギング、上位システム連携にも対応可能。ラボ機〜パイロット〜量産ラインまでスケールアップ設計を一貫して対応。
価格情報
仕様により異なります。
納期
型番・ブランド名
電池材料向けインライン固液混合分散システム
用途/実績例
・正極スラリー(NCM、LFP等)の分散工程 ・負極スラリー(黒鉛、Si系)の混合・分散 ・導電材ペースト(CNT、カーボンブラック)の均一分散 ・キャパシタ電極材料のスラリー調製 【課題例】 ・粉体投入時にダマが発生する ・導電材が均一分散せず導電性がばらつく ・粘度上昇で混合が進まない ・スケールアップ時に再現できない 【対応】 粉体投入条件の最適化、分散条件設計、流体設計の見直しにより、分散品質と再現性を改善。ラボ〜量産まで一貫したプロセス設計により安定生産を実現。
詳細情報
関連動画
ラインアップ(1)
| 型番 | 概要 |
|---|---|
| インライン固液混合分散システム |
カタログ(4)
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なぜ粉体は安定供給できないのか?~低かさ密度粉体で発生する供給ムラの原因とは~
低かさ密度粉体や微粉体では、「供給量が安定しない」「脈動する」「ブリッジして落ちない」といったトラブルが多く発生します。特にCNTやカーボンブラック、フレーク粉体などは、粒子同士が絡みやすく、流動性が低いため、一般的な粉体供給では安定した定量供給が難しくなります。 粉体供給が不安定になると、瞬間的な濃度変動が発生し、後工程の分散品質や粘度、導電性などにも大きく影響します。実際には「分散不良」と見えている問題でも、原因が粉体供給側にあるケースは少なくありません。 また、低かさ密度粉体では、ホッパー内でのブリッジやラットホール、空気巻込みによる供給脈動が発生しやすく、単純にフィーダー能力だけでは解決できない場合があります。安定供給を実現するためには、粉体特性に応じたホッパー設計、供給方式、搬送条件、投入方法を含めた工程全体の設計が重要です。 当社では、ロスインウェイトフィーダーを用いた定量供給から、インライン分散装置との連携まで含めた固液混合プロセスをご提案しています。粉体供給から分散までを一体で設計することで、高機能材料においても安定した製造条件の構築を支援します。
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高粘度スラリーで分散できない理由とは?分散不良が発生するメカニズムと解決のための設計ポイント
高粘度スラリーの分散工程では、「混ざっているのに分散できていない」「ダマが残る」といったトラブルが発生します。その主な原因は、粘度上昇により流動性が低下し、分散エネルギーが系内に均一に伝わらなくなることにあります。一般的に分散はせん断力によって凝集粒子を解砕しますが、高粘度状態では流れが局所化し、せん断がかかる領域とそうでない領域に差が生じます。その結果、未分散領域や凝集塊が残存し、粒度分布のばらつきや品質不良の原因となります。さらに粘度が高いほど装置内の循環が弱くなり、粒子が均一に処理領域を通過しにくく、再現性も低下します。特にバッチ処理では滞留時間や混合状態のばらつきが顕著となり、ロット差が発生しやすくなります。高粘度系で安定分散を実現するには、せん断強化だけでなく流動設計や循環確保が重要です。インライン連続処理のように流れとせん断を同時に制御することで、均一で再現性の高い分散が可能となります。さらに、分散初期の粉体の濡れ性や投入方法も重要であり、初期分散が不十分な場合、その後の解砕効率が低下します。
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高固形分スラリー分散の最適解とは?インライン処理による安定化手法
高固形分スラリーの分散では、粘度上昇や流動性低下により、分散不良やばらつきが発生しやすくなります。粒子同士の移動が制限されることで、凝集体が解砕されにくくなり、未分散領域が残存するケースも少なくありません。 また、粉体投入時の濡れ不良や局所的な高濃度領域の形成により、ダマが発生しやすくなることも課題の一つです。これらの問題は、後工程で強いせん断を加えても完全に解消されない場合があります。 このような高固形分条件において重要なのは、分散エネルギーを効率よく伝達し、粒子ごとの処理条件を揃えることです。しかしバッチ処理では、流動や滞留時間のばらつきにより、分散状態に差が生じやすくなります。 一方、インライン連続処理では、流れの中で粒子に均一なせん断を与えることができるため、高粘度・高固形分条件でも分散エネルギーを効率よく伝達できます。これにより、粒子ごとの分散状態が揃い、安定した品質を実現できます。 高固形分スラリーの分散では、単に強いせん断を与えるだけでなく、流動と処理条件を含めたプロセス設計が重要です。インライン処理はその課題に対する有効な手法の一つです。
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高固形分スラリーで分散できない理由とは?分散不良が発生する原因と解決のための設計ポイント
高固形分スラリーの分散工程では、「粘度が高くなりすぎて混ざらない」「ダマが解砕できない」といったトラブルが発生します。その主な原因は、粒子同士の接触頻度が増加し、凝集力が強くなることにあります。固形分濃度が高くなるほど粒子間距離が短くなり、粒子同士が互いに干渉し合うことで流動性が低下し、分散エネルギーが十分に伝わらなくなります。また、粒子が密集することで流れが制限され、せん断が局所化しやすくなるため、未分散領域や凝集塊が残存しやすくなります。さらに、高固形分状態では粘度上昇も伴うため、循環不良や滞留の発生により、工程内の分散状態にばらつきが生じやすくなります。特にバッチ処理では混合ムラや処理履歴の違いがそのまま品質差となり、再現性の確保が難しくなります。高固形分条件で安定した分散を実現するためには、単にせん断力を高めるだけでなく、粒子間相互作用を考慮した分散設計と、流動とせん断を同時に制御する工程設計が重要です。インライン連続処理のように、粒子が一定条件で処理領域を通過する仕組みを構築することで、高固形分でも均一で再現性の高い分散が可能となります。
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なぜスラリーは沈降するのか?分散後も安定しない原因と沈降を防ぐための分散設計・工程改善のポイントを解説
分散後に一度は均一に見えたスラリーでも、時間の経過とともに沈降や分離が発生し、品質が安定しないという課題は多くの現場で見られます。この現象は単なる撹拌不足ではなく、粒子の凝集状態や分散エネルギーの不足、さらには液中での粒子間相互作用などが複雑に影響しています。特にナノ粒子や高固形分スラリーでは、わずかな分散不良が沈降挙動に大きく影響し、製品性能のばらつきにつながります。また、バッチ処理では時間経過による状態変化を受けやすく、再現性の確保が難しくなります。沈降を抑制するためには、単に混合するのではなく、粒子を一次粒子レベルまで解砕し、均一に分散させることが重要です。さらに、インライン連続処理のように一定のせん断条件を維持することで、分散状態の安定化と品質の均一化を図ることが可能です。工程全体で分散状態を設計することが、沈降しない安定したスラリー製造の鍵となります。
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取り扱い会社
澁谷工業株式会社は、レーザ加工機(ファイバレーザ・CO2レーザ等)や半導体組立装置(テーピングマシン、多機能テストハンドラ、ボールマウンタ、ボンダ等)を中心とした精密機械分野において、高速・高精度搬送技術と制御技術を強みに事業を展開しています。 また、世界トップクラスのシェアを誇るボトリングシステムで培ったラインエンジニアリング技術を基盤に、原料(液体・粉体)計量から高粘度スラリー分散、CIP洗浄管理まで、調合プロセス全体の設計・最適化を実現しています。 固液混合分散システムでは、ラボ検証からパイロット、量産ラインまで一貫したスケールアップ対応により、「止まらない・汚さない」安定した生産プロセスを構築。さらに、医薬分野におけるアイソレータや洗浄システムなど、高度な品質要求に応える装置開発にも対応し、多様な産業の生産技術を支えています。 加えて、半導体分野では高精度位置決めや高速搬送制御などのコア技術を応用し、生産性向上と品質安定化に貢献。固液混合分散分野においても、分散状態の安定化や再現性向上といった課題に対し、工程設計を通じて解決しています。

























