モーションコントローラ導入による5軸加工機の制御事例
モーションコントローラ導入による5軸加工機の制御事例
【お客様のご要望】 XYZAC(テーブル回転型)5軸加工機では、テーブルが傾斜・回転するため、工具とワークの干渉を回避しながら加工する必要があります。 従来、工具先端点(TCP)制御機能がない場合、加工途中で工具を避けながら複数回に分けて加工する必要があり、作業効率や精度に制約がありました。 一方、TCP機能が搭載されたCAMでは、理論的には連続加工が可能ですが、機構誤差や工具の長さ・摩耗などによる微小な誤差には対応できません。 そのため、お客様からは「TCP機能をモーションコントローラ側で実現し、運転プログラムを変更せずに加工できるようにしたい」という要望がありました。 【解決方法】 ■モーションコントローラ側でTCP制御機能を実装 ■既存の工具長補正や工具径補正などの機能をフル活用 これにより、テーブル回転や傾斜の影響を意識せずに、連続加工が可能となります。 【メリット】 ■運転プログラムの変更なしで加工が可能 ■大手NCメーカーと同等レベルの加工精度を実現 ■工具干渉や誤差に柔軟に対応できるため、作業効率が向上
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