多検体ナノ粒子径測定システムを用いたエマルションの粒子径測定
O/Wエマルションの粒子径測定
水の中に油が分散するものをO/W(Oil-in-water)エマルション、油の中に水が分散するものをW/O(Water-in-oil)エマルションと区分されます。これらエマルションは、食品、化粧品、塗料、医薬品などで用いられています。その粒子径および分散性は、製品の機能性や安定性を決める因子として重要です。今回、エマルションの測定例として、0.1wt%のドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を用いて大豆油を0.01vol%に調製したものを溶媒とし、超音波ホモジナイザーを用いてO/Wエマルションを作成し超音波処理時間を0.5 ~ 10分間と変化させ粒子径測定を行いました。超音波処理時間が。2 ~10分では、処理時間が増えるごとに平均粒子径および多分散指数が減少しています。このことから長時間超音波処理を行うことでより微細で単分散なエマルションとなっていることが分かります。このように粒子径測定を行うことで作成したエマルションが目的の粒子径であるかの確認や分散性の評価が可能です。
基本情報
●希薄から濃厚溶液(~40%)まで幅広い濃度範囲の粒子径・粒子径分布測定が可能 ●標準仕様で最大5検体連続測定が可能 ●温度グラジエント機能搭載(0~90℃) ●オプションのオートサンプラ―との接続で最大50検体の連続測定が可能
価格帯
納期
用途/実績例
●バイオ関連分野 ナノカプセル、デンドリマー、DDS、バイオナノ粒子、生体適合性材料などの機能性評価 ●医薬品・食品工業分野 エマルション(食品・香料・医療・化粧品)の分散・凝集制御、タンパク質の機能性評価 リポソーム・ベシクルの分散・凝集制御、界面活性剤(ミセル)の機能性評価
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取り扱い会社
大塚電子は、独自の「光」技術を用いて、大塚電子にしか出来ない画期的な新製品を作り出しています。 創業以来積み上げてきた要素技術を融合させながら、医用機器、分析機器、分光計測機器という3つの事業を展開しています。 【医用機器】 親会社である大塚製薬をはじめ、試薬メーカーなどと連携した、臨床検査機器、医療機器の開発・生産を主体とする事業を展開。最新テクノロジーを集結し、人々の健康に貢献しています。 【分析機器】 新素材解析のコアテクノロジーである光散乱の技術を、ナノテクノロジー領域の物性測定に応用。粒子径、ゼータ電位、分子量の測定法を基準に、新素材、バイオサイエンス、高分子化学、さらには半導体や医薬分野などへの展開を図ります。 【分光計測機器】 分光計測技術の代名詞であるマルチチャンネル分光器と、長年にわたって培ってきた解析技術の蓄積による製品群を生み出しています。多様化するニーズに応えながら、幅広い分野へと拡大し続けています。











































