溶解度パラメータを用いた耐液性評価
川重テクノロジー株式会社
運用実績のある製品の燃料油をアルコール添加燃料油に置換えた途端に、 ゴム部品の膨潤が発端となる製品不具合が発生するケースがあります。 これはゴム部品と燃料油の間の相溶性がアルコールの添加量によって 劇的に変化する濃度領域が存在することと密接に関係しており、相溶性が 高いと膨潤し易くなります このような不具合を防ぐためには、製品開発の段階からゴム部品と燃料油の 相溶性について試験調査することが必要です。 【解析事例】 <ニトリルゴムとエタノール添加燃料油の相溶性評価> ■内容 ・ニトリルゴムのエタノール添加燃料油(E0~E100)に対する膨潤挙動について 浸漬試験結果をもとにHSP解析の妥当性を検討 ■結果 ・膨潤度とHSP距離において良好な相関関係が観測され、HSP解析によりNBRの 膨潤挙動の予測が可能であることがわかった ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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